元奨励会三段でアマチュア強豪棋士の天野貴元さん(30歳)が10月27日、多臓器不全で死去した。
八王子市出身の天野さんは、棋士養成機関「奨励会」入会。2012年に「奨励会」退会。その1年後、舌がんが発覚したが、がん闘病を続けながらアマ棋士として活躍していた。
天野貴元さんの訃報が届きました。同郷で同学年。6歳のときに八王子将棋クラブで出会ったもっとも古い将棋友達で、数えきれないほど対局しています。最後の対戦では負かされたままだったな…と思い出しました。
奨励会退会後の精力的な活動は多くの方がご存じかと思います。とても残念です。(長岡)
— 東竜門〜関東若手棋士〜 (@wakate_shogi) 2015, 10月 27
今年6月に関東名人戦全国大会優勝時の天野棋士。
関東名人戦全国大会。
結果はなんと優勝。関東ナンバーワンになる事ができました!
1日目で負けてしまったのでさすがに決勝進出は半分諦めていましたが、スイス式リーグとはいえまさかこんなミラクルが起こるとは夢にも思いませんでした。 pic.twitter.com/V3L2y09CX8
— 天野貴元 (@amanoyoshimoto) 2015, 6月 7
将棋の良いところは、体がどんどんボロボロになっていっても脳さえしっかりしていれば半永久的に指せる事。色々揃えれば、本当に死ぬ直前まで出来ると思います。
最近腎臓近辺にガンが再発した関係か、痛くなってきて腰痛がひどいです。だけどそれでも指せる将棋っていうゲームは、ある意味凄い。
— 天野貴元 (@amanoyoshimoto) 2015, 8月 8