外国人登録5万人未更新
読売新聞(2015年7月6日夕刊)

日本に永住する外国人で、従来の身分証である「外国人登録証明書(外登証)」を新しい「在留カード」に切り替えていない人が、切り替え期限までほぼ1か月の5月末時点で、約5万2000人残っていたことが法務省の調査で分かった。多くの人が7月8日の期限を過ぎると懲役などの罰則対象となるため、同省は個別に通知を送っているが、通知が届かない人も多く、対応に苦慮している。在留カードは民主党政権時代の2012年7月、旧来の外国人登録制が廃止され導入され、切り替え期限は3年後の今年7月8日とされた。しかし、日本で長期間働いたり、日本人と結婚したりして法相から永住が許可された永住者は、外登証の更新期限が7年間に設定されていることから、多くの対象者が切り替え期限を認識せず、放置しているとみられる。在日韓国人などの「特別永住者」は、一部を除いて7月8日が期限とされていない。同省入国管理局によると、対象となる永住者は国内に67万7000人おり、中国人、フィリピン人、ブラジル人などが多い。そのうち約8%が切り替えを終えておらず、「このままでは大量の未切替え者が出る」(同局)と危惧している。期限を過ぎた外登証は身分証としての効力がなくなり、銀行口座の開設や各種契約などの際につかえなくなる。

特別永住者
特別永住者はカードに記載のある次回確認(切替)申請期間が平成27年7月9日以降の場合、次回確認(切替)申請期間の始期とされた誕生日までに切り替えればよいらしい。
http://www.immi-moj.go.jp/keiziban/pdf/kirikaenoosirase.pdf

平成24年7月9日に16歳未満 16歳の誕生日まで
 平成24年7月9日に
16歳以上
カードに記載のある次回確認(切替)申請期間が平成27年7月8日以前 平成27年7月8日まで
カードに記載のある次回確認(切替)申請期間が平成27年7月9日以降 次回確認(切替)申請期間の始期とされた誕生日まで

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