ドイツ全金属労組が1週間の総労働時間を現行の35時間から部分的に28時間に短縮要求
週労働時間28時間は1日7時間労働と仮定すれば週4勤務で28時間で週休3日制となる。
ついに来た。ドイツ全金属労組、週労働時間を35時間から部分的に28時間に短縮要求。給料よりも自由時間が貴重な時代がきた。 pic.twitter.com/E99nmJ8u7H
— 熊谷 徹 (@ToruKumagai) 2017年10月24日
「選択的労働時間」が焦点
ドイツの金属産業労組(IGメタル)は、2017年末から始まる労使交渉で「労働時間」を優先議題にすると発表した。
「労働時間の満足度」調査を行ったところ、労働時間の満足度には、労働者の裁量の大きさが密接に関わることが明らかになったため、
IGメタルは「労働者が育児や介護責任を負う場合など、各人のニーズに応じて、労働時間を週35時間から最大で週28時間まで短縮できる権利を要求していく」としているという。
IGメタルはドイツ最大の産業別労組であり、他産業の交渉にも強い影響力を持つため、労働時間の裁量権拡大を求めるIGメタルの交渉が成功した場合、今後、全国に選択的労働時間の導入が波及する可能性があるという。
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独立行政法人 労働政策研究・研修機構