フランス企業ヴェオリアのアントワーヌ・フレロCEOが日本経済新聞の取材に応じ、放射線量が低いゴミの処理事業を日本で始める計画を明らかにした。
ヴェオリアによると、廃棄物処理も含めた世界の廃炉市場は2030年までに2000億ドル(約22兆円)規模になる。
原発の解体では使用済み核燃料から出る「高レベル放射性廃棄物」だけでなく、コンクリートや関連機器などの放射能レベルの低いゴミも出、廃炉で出る低レベル放射性廃棄物は重量で全体の9割を超える。ヴェオリアはこのごみ処理を始める。
フレロCEOは福島原発周辺の土壌が放射能汚染されていることに触れ「ヴェオリアと(ヴェオリアが買収した)キュリオンは土壌を除染し、居住できる環境を整えられる」と話した。

日本経済新聞,2016/4/16
日本経済新聞,2016/4/16

ヴェオリアはフランスのスエズ、イギリスのテムズウォーターのと並ぶ世界の3大水メジャーとして知られる。
愛媛県松山市では2012年度から、ヴェオリア・ウォーター社に、浄水場運転業務や施設のメンテナンスを委託している。
『より質の高いサービスの提供と経営の効率化を図るために水道に関する検針・収納などの業務をヴェオリア・ジェネッツ株式会社に委託しております。』(松山市水道サービス課)

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