ギタリスト松原正樹さんの夫人南部昌江さんが1月30日、Facebook上で、2015年5月に十二指腸ガンであることが判明したという松原さんが現在、ガン終末期になり栃木県那須の病院に入院され、痛みを軽減する対処療法を行っているとのこと。
松原さんは現在61歳、これまで松任谷由実「恋人はサンタクロース」、松田聖子「渚のバルコニー」、寺尾聰「ルビーの指環」など多くの歌手のレコーディングに参加してきた。
[教則DVD 『松原正樹 ギター・サウンド徹底解析』 Digest]
那須の自宅スタジオで収録されたという教則DVD。
南部 昌江
1月30日
現在、夫の松原正樹は癌終末期になり那須の病院に入院しています。
去年の5月に十二指腸癌がわかり、6月に手術で開腹したところ転移も多く手の施しようが無く、腸を胃に繋ぐバイパス術をしてもらいました。それからは食事が取れるようになり、自宅に戻り、免疫療法や温熱療法を始めとしたありとあらゆる良いとされる治療を通院で受けながら、自宅でも食事療法など良い事何でもしながら普通に暮らしておりました。とても体調が良かったので良い方向に行ってると感じておりました。ところが、年末には痛み発熱が続くようになってしまい、それでも頑張って通院はしていたのですが、遂に1月18日入院しました。
やはり末期癌には勝てないのですね…とても残念でなりません…
抗がん剤拒否は若い頃から二人で決めてた事で、二人で選んだ治療をしてきたわけですから、「…たら、…れば」と思いませんし、言われたくないです。ここまで普通に楽しく暮らす事ができました。
現在病院では痛みを軽減する対処療法で麻薬鎮痛剤使ってます。
私も病室にずっと泊まり込んで側についています。
松原はもう面会に耐え得る体力は無いので、静かに見守っていただけたらと思います。
https://www.facebook.com/masae.nanbu/posts/893112517474343
+追記
南部 昌江
2月10日
魂が宿っていた肉体にいよいよ限界が来てしまいました。
治療を続けてきましたが、末期癌の為2月8日未明、夫:松原正樹の魂は天に昇って行きました。
松原が魂を込めた演奏、追求し続けたサウンドの作品は沢山残っていますので、末長く愛聴して頂けたら、松原がこの世に生きた証しとして嬉しく思います。
本日、那須にて家族葬を済ませました。
お知らせできなかった事をどうかお許しください。
https://www.facebook.com/masae.nanbu/posts/898365346949060