白血病の一歩手前で助かったという元イチエフ(東京電力福島第一原発)作業員の労災申請が始まった。
元作業員の兄によると、1年の間、何も出来ず後遺症で右目が視力低下し糖尿病にも罹っているという。
元イチエフ作業員で、退役直後から白血病の一歩手前で助かった弟の労災申請が始まりました。役一年、何も出来ず後遺症で右目の視力低下とステロイドによる糖尿病。いつ再発するかわからない不安を抱え生活しなければならない人生。原発廃炉作業員にはこのようなリスクがある。今は話題にもならない日本
— ROKA(こんな人たち) (@birthdaykiki) 2017年10月28日
こうやって命がけで、後処理をしてくださる方々がいて、原子力産業がなりたってきた。でも、たかだか電気のために、誰かの命を犠牲にするようなシステムは、もうたくさんだ。ひっそりと亡くなられた方々にほんとに申し訳ない。 https://t.co/99pptO23b3
— sayuri (@windsongmaru) 2017年10月29日
イチエフに関しては、つい最近、休憩中に体調不良を訴え、緊急搬送後、死亡した作業員が出たばかり。
10月26日午後1時頃、構内車両整備工場において、協力企業作業員が昼の休憩後に体調不良を訴え、入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると診断されたため、午後1時20分にドクターへリを要請。ドクターヘリの医師の判断により、ドクターヘリから救急車に変更し、午後1時56分に病院へ向けて搬送。その後、病院にて、午後2時36分に死亡を確認。
http://www.tepco.co.jp/press/report/2017/1463415_8981.html
発災から約7年で、作業員の死者は、東電が公表しているだけで累計18人(勤務時間外や離職後に亡くなった人数は不明)とのこと。
SF小説家 春橋哲史
私がまとめている死亡・負傷の件数はあくまでも「最低限の件数・人数」と捉えて下さい。それでも18人ですし、1年当たり約3人です。自分の職場で毎年、それだけの死者が発生したらどうでしょうか。