福島第1原発事故を受けた国の除染事業を請け負う清水建設の下請け企業の代表ら役員が、1年間で43億円もの役員報酬を得ていたことや、国の除染費用が、野球の応援に使われていた疑いがあることが、FNNの取材でわかった。
この企業は、除染と関連事業を請け負うことで、2016年に105億円を売り上げたが、このうち、利益が56億円にのぼったうえ、代表ら役員が、43億円もの役員報酬を得ていたという。清水建設とこの下請け企業をめぐっては、除染事業を統括していた清水建設の執行役員が、自分の実家の草むしりと雪かきを、下請け企業の除染作業員に無償でさせていたことが、FNNの取材で発覚し、12月に辞職している。
国の除染費用が、野球の応援に使われていた疑い

(2017年10月に近畿地方で開かれた野球大会の様子を、FNNが撮影したもの。)

野球チームの応援に参加した元除染作業員は危険手当も付いた出勤扱いになっていたと証言している。

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