音楽教室での演奏から著作権料を徴収しようとしているJASRACが、職員を約2年間にわたって「生徒」を装い教室に通わせ、潜入調査していたと朝日新聞が8日報じた。
職員は2017年6月に東京・銀座のヤマハの教室に職業は主婦とし入会、19年2月までバイオリンのレッスンを受け、成果を披露する発表会にも参加していた。
JASRACは朝日の取材に対し、潜入調査について「演奏権は形に残らず侵害されやすい権利。調査は利用の実態を把握し、立証するために必要だ」と説明しているという。
JASRACについては、もともと、将来JASRACに利益をもたらすようになる可能性もある生徒が学ぶ音楽教室からも著作権料を取るのはやりすぎとの批判があった。スパイのような今回のやり方に、生徒と信じていた講師が気の毒との声が殺到している。
▼#JASRAC、音楽教室に「潜入」2年 主婦を名乗りhttps://t.co/zbdO6S0FNs
※かつて「プラーゲ旋風」(https://t.co/rP1XcPB6fP)で、音楽利用者の理解を得られない徴収をする仲介団体を排除するために生まれたはずのJASRAC自身が、プラーゲ的な「概念変更の強要」をする存在と化してしまってる皮肉 pic.twitter.com/zBpqd1rlig— Ken Sugar🌏 (@ken_sugar) 2019年7月7日
生徒だと思い真剣に教えていた講師
2年も人を騙し続けたJASRACのスパイ
今、どんな思いでいるのか、、、
@shamrock_naoto
1人の生徒を教えるためにどれだけ先生がレッスンの計画を立てて生徒さんが上手になるように指導法とか勉強してる事全然分かってない。先生を裏切る行為だってことちゃんと理解して欲しい
@sirokumanyan
JASRACは雅楽演奏者の岩佐堅志氏にも著作権使用料を要求する電話をかけ一蹴された件も数年前話題に。
さっき日本音楽著作権協会から電話が掛かってきた。JASRACね。9月の西宮公演の著作権使用料を申告しろ、という内容でした。千年前の音楽には著作権はありませんよ、と教えてあげました。めちゃめちゃ上から目線の担当者は雅楽をがらくと読んでました。勉強しろよ。
— 岩佐堅志 (@sokohjo1) 2012年12月12日