日本の安倍首相とロシアのプーチン大統領が1956年の日ソ共同宣言に基づいて両国の平和条約交渉を活発化していくことで合意した。
11月14日の日露首脳会談後、ペスコフ・ロシア大統領報道官が明らかにした。
平和条約締結後に歯舞・色丹を日本に引き渡すことで同意
モスクワで1956年10月、日本とソ連の戦争終結、外交及び領事関係回復に関する日ソ共同宣言に署名がなされた。
ソ連政府は、ソ日共同宣言第9項で、平和条約締結後に色丹島と歯舞群島を日本に引き渡すことで同意している。
共同宣言は、1956年12月8日に両国によって批准されたが、1960年に日米安全保障条約が締結されたのを受け、ソ連は島の引き渡しに関する義務を取り消した。
via スプートニク日本
このまま進めばエトロフ島、クナシリ島をあきらめ、2島返還へ向けた譲歩となるが現実的にはこれが最善との声があがっている。
シンガポールで日露首脳会談へ。昨日、知床半島から北方領土の方向を眺めてツイートしたが、安倍首相とプーチン大統領の間で領土問題を解決してほしいものだ。平和条約締結→歯舞・色丹返還→国後・択捉の共同開発というシナリオが、今のところ考えられる最善のものだろうが、そこまで行けるかどうか。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2018年11月14日
やはり安倍総理は「1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速する」ことに踏み込んだ。
代表質問でも提案したが、最善ではないものの、今は #日ソ共同宣言 を土台にするのが現実的だ。
これで2島返還に向け、早ければ来年のG20で平和条約を結ぶ可能性も出てきた。
https://t.co/TnGT1RXTqK— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2018年11月14日