阿蘇山で、小規模な噴火が起きている。専門家は今後の動きへの注意を呼びかける。
「マグマはたくさんの火山性ガスを含む。近くで大きな地震があると、マグマだまりが揺さぶられ、ビールが入った瓶を振った時のように噴き出す可能性がある」 (松島健九州大学准教授)
市民から、地鳴りがするという情報が寄せられている。
先程からゴゴゴという低い音がなっており地震か地鳴りか詳しくはわかりませんが、いい状況とはいえません。
阿蘇山も安全とはいえません。#阿蘇市の情報を配信しています— ともや (@tomoyan8826) 2016年4月16日
群馬大学の早川由紀夫教授(火山学)によると、阿蘇カルデラは、8万7000年前に起こった阿蘇4という噴火で一昼夜のうちにでき、このときの火砕流は鹿児島県を除く九州全県と山口県に達し、火砕流の到達範囲内にいた旧石器人は、数時間以内に全員焼け死んだ可能性が高いという。
『いま阿蘇4噴火と同じ噴火が起こると、鹿児島県を除く九州全県と山口県の人口1100万人が数時間で死亡する。地域住民全員が等しく犠牲になるカルデラ破局噴火災害は、地域住民の数パーセント以下だけが死亡する地震災害とまったく異なるのだ。』(早川由紀夫,iRONNA)
阿蘇山噴火した時の最悪のケース
・九州地方の大半が壊滅
・日本列島の広範囲に被害が及ぶ
・北海道にも火山灰が降り注ぐ
・死者1億2000万人 pic.twitter.com/2khjXKYAWB— 香風ぜろる (@zeroru00) 2016年4月16日