嗅覚障害を訴えたことから感染の疑いがあると指摘され、新型コロナウイルスのPCR検査を受けた阪神の藤浪晋太郎投手(25)が、陽性であることが判明した。日本球界の選手が感染したケースは初めて。

中日スポーツの報道によると藤浪と接触した他2選手も味覚障害を訴えており、4月1日までチームの活動休止を決めた。
藤浪は3月24日にワインやコーヒーに対して「匂いを感じない」と嗅覚異常を訴え。
発熱やせきなど風邪の症状もなく倦怠感もなかったことから、兵庫県内の耳鼻科と内科の病院でそれぞれ受診、季節特有のアレルギーと診断されたが、25日も嗅覚障害の症状は改善されず別の耳鼻咽喉科を受診。
コロナ感染の可能性があるとの診断を受け、保健所に連絡、PCR検査を受け26日深夜陽性と判明した。

「みそ汁の味が分からない」
3月14日に藤浪と夕食を共にした選手1人が25日に「みそ汁の味が分からない」と味覚障害の症状を訴え、26日の朝になって、もう1人の選手も同じような味覚異常を申し出てた。

藤浪と食事の2選手も「陽性」　
14日夜に藤浪と食事をともにし、味覚異変に似た症状を訴えた2選手も、それぞれの自家用車を使って藤浪と同じ病院を訪れ、PCR検査で陽性が判明した。きょう27日に実名を発表する見込みだ。
[2020年3月27日,スポニチ]