安倍晋三首相は8月20日、『安倍首相は6月末、ホテルで会食中にトイレで吐血した』『7月1日には車中で腹痛を訴え、少しでも早く帰宅できるよう、信号をすべて青信号になるよう調整した』などと報じた「週刊文春」に対して、「事実無根」として、記事の撤回、訂正を求める抗議文を送った。なされない場合、法的措置も検討するという。
首相の“吐血”報道で「全く事実無根」 週刊文春に抗議文 -産経ニュース- http://t.co/e28O3xG1c4 #news
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2015, 8月 20
‐問題の記事内容‐
衝撃の事実が判明した。
話は六月三十日に遡る。
十九時過ぎ。安倍首相は東京駅に直結する赤レンガ造りの東京ステーションホテルの一室に姿を見せた。政調会長の稲田朋美氏と、JR東日本の冨田哲郎社長、大塚陸毅相談役というメンバーとで会食するためだった。ホテル内のレストランではなく、客室で行われた会食のさなか、“事件”は起こった。
「突然、気分が悪くなった総理が、トイレに駆け込み、血を吐いたというのです。その場に控えていた今井尚哉秘書官が慌てて別室を用意し、慶應大学病院の医師を呼び、総理は診察を受けたと聞きました」(官邸関係者)
首相動静によると、その後、九時三十五分に安倍首相は富ヶ谷の私邸に戻っているが、この一件は、官邸内でも極秘扱いとされ、箝口令が敷かれたという。
「それでも、この話を聞きつけた社が、今井秘書官に事実確認したところ、秘書官は『吐血ではなく、ただ痰に血がまじっただけ』とこれを否定。また稲田氏も周囲には『単にトイレにこもってただけ』と語り、噂を打ち消していました」(同前)
「トイレに駆け込み、血を吐いた」
さらに取材を進めると、体調の急変は翌七月一日にも続いていた。
この日、夕方十七時より、安倍首相は、東京・上野公園にある国立美術館で「ボルドー展」を鑑賞していた。この日から霞が関で始められた「ゆう活」のPR活動の一環だった。
「『ゆう活』とは、政府が音頭をとって、残業の多い国家公務員に対して、仕事を原則、定時で切り上げ、家族との団らんや余暇に充てようと提唱するものです。国民に知らしめるため、まず初日に安倍首相が美術館を訪れたのです」(全国紙政治部記者)
美術館での鑑賞を終えた安倍首相は、近隣の定食屋で名物のハムカツに舌鼓を打ち、ビールとホッピーを飲んだ。そして十九時を回り、帰宅する途中の車内で安倍首相は腹痛を訴えたのだ。
「総理はお腹を下したようで『トイレに行きたい』というのですが、警備上の問題があり、そのへんのコンビニのトイレに駆け込むわけには行きません。結局、渋谷区にある私邸まで、我慢してもらうしかなかった。そこで、少しでも早く帰宅できるよう、信号をすべて青信号になるよう調整したのです」(別の官邸関係者)
既に触れた通り、安倍首相の持病には、ストレスが影響する。当時の首相を取り巻く状況はどのようなものだったのか。
「安保法制に対する世論の反発が高まり続けていた時期ですね。六月二十二日には朝日の世論調査で内閣支持率は三十九%と、昨年十一月の秘密保護法の審議以来最低の数字でした。また安保法制についても反対が五十%を越えていました」(前出・政治部記者)
さらに党内では、首相の側近議員らが主宰する勉強会「文化芸術懇話会」における「報道威圧発言」の問題が拡大の一途を辿っていた。
「この頃の総理は下がり続ける支持率を前に、かなり焦っているように見受けられました。意に沿わない報告をあげると怒鳴りつけられるというので、役人も『怖くて意見具申できない』というほどでした」(前出・官邸関係者)
そんな状況下での「吐血」情報だったわけだが、安倍首相とも面識のある内科医は、こう首をかしげる。
「潰瘍性大腸炎では、下血は起こりますが、吐血は考えにくい。吐血があるとすれば、別の病気か、あるいは(潰瘍性大腸炎の治療に使用する)ステロイド系の薬の副作用ではないか」
三年前の総裁選で、安倍首相は、潰瘍性大腸炎の治療薬「アサコール」が日本で発売されたことで、持病は「ほぼ完治した」とアピールしてきたが、こんな証言もある。
「潰瘍性大腸炎は薬などで症状を抑えることはできても完治することはない難病です。最近、首相はアサコールより強いレミケードという薬を使っているそうです。ただこの薬は、その分、副作用も強い。さらにステロイドの量も増やしていると聞きました」(前出・官邸関係者)
さらに前出の内科医は、こんな疑問を口にした。
「週末になると安倍首相は、よく都内の高級ホテルにあるスパに通い、運動していると報じられています。ただ、これまでその姿は公開されていません。おかしいのは一回につき、三時間程度も滞在していることです。あまりにも長すぎます。しかも外遊の出発前日や帰国翌日にジムに通うことも少なくない。三時間という時間から、私が想起するのは、それこそ薬の点滴ですね」
首相動静を確認すると、首相就任以来、このスパには五十回通っている。
「週刊文春」2015年8月27日号
『トイレ行きたいなど運転手と同乗のSPから話が漏れるはずなどない』
今日発売の週刊文春の悪質記事。いかにも安倍総理の体調に問題あるかのごとく警察の交通システムをバカにし利用。7月1日安倍総理がボルドー展訪れ近隣で食事し、帰宅途中の車中でトイレ行きたいと信号青に調整させて帰宅と記事。信号は系統式でコンピューター制御、突然には変えられません。
— 井上太郎 (@kaminoishi) 2015, 8月 20
週刊文春の悪質さ、仮にトイレ行きたいなど運転手と同乗のSPから話が漏れるはずありません。食事した上野のハムカツの名店「田中食堂」から首都高利用(信号操作必要なし)26分で帰宅、官邸にも寄れます。信号操作はあらかじめ警察官を各信号に配置し無線聞きながら走行状況把握し手動で行います。
— 井上太郎 (@kaminoishi) 2015, 8月 20