親が育てられない乳幼児を受け入れる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を運営する熊本市の慈恵病院は5月11日、4月に妊娠相談窓口に寄せられた中高生からの相談が過去最多に上ったと発表した。
会見した蓮田健副院長は
「新型コロナウイルスの影響で学校が休みになって引きこもり状態になっている。その中で性行為の機会があって望まない妊娠になっている場合もある」
と指摘した。
慈恵病院は、養育困難な親が匿名で預ける「こうのとりのゆりかご」を2007年に開設。
電話とメールで24時間対応する妊娠相談窓口も設けた。

病院によると、中高生からの相談は全国から寄せられた。
「両親が自宅にいない間に交際相手と性交し、妊娠検査薬で陽性が出た」
「初めての性交で避妊ができているか分からない」
など女子生徒からが多かったという。
病院によると、中高生からの妊娠相談は3月ごろから増加し、休校措置が継続された4月は2019年より17件増えた。例年と倍の水準。

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