国税庁は14日、東京、大阪両国税局からデータ入力を委託されていた業者が契約に反して別業者に再委託し、マイナンバーなど個人情報が含まれる約70万件の書類を流していたと発表した。
両国税局から委託されていた会社はシステムズ・デザイン(東京都杉並区)。両局が企業から提出を受けた、給与や住所、氏名、マイナンバーが記載されている源泉徴収票などのデータ入力業務を行っていた。
毎日新聞
スキャナーを使用し個人情報を含む資料を無断でイメージデータ化して保存する従業員も
システムズ・デザインの内部調査によると、再委託の件数は東京国税局分(2017年度,2018年度分)が604,616件、大阪国税局分(2018年度分)が92,000件。業務上での問合せや確認のために、スキャナーを使用して個人情報を含む資料134件を無断でイメージデータ化して保存する従業員等もいたと判明している。