エナメル質形成不全(むし歯になりやすい歯の異常)は西日本で高く、東日本で低い、西高東低の分布
日本小児歯科学会と富山大学の共同研究で、小児のエナメル質形成不全の割合は、西日本で高く、東日本で低い、西高東低の分布を示すことが判明した。エナメル質は出生直前後の時期に形成されるが、エナメル質形成不全は、歯の質が低下するため、むし歯になりやすいことから近年注目されている。全国規模の調査で、エナメル質形成不全を持つ小児の割合(有病率)や、地域間の差が明らかになったのは初めてのこと。

エナメル質形成不全の有病率

https://www.u-toyama.ac.jp/outline/publicity/pdf/2018/20181126c.pdf
https://www.u-toyama.ac.jp/outline/publicity/pdf/2018/20181126c.pdf

日本全体で19.8%。地域別では、北海道(14.0%)、東北(11.7%)、関東信越(18.5%)、東海北陸(19.3%)、近畿(22.3%)、中国(19.8%)、四国(28.1%)、九州(25.3%)。全体として西高東低の地域差が認められた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA