イタリアのファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」(ドルガバ)が、同社がソーシャルメディアへ投稿した動画が侮蔑的だとする抗議を受け、開催予定だった中国・上海でのファッションショーを中止した。
ドルガバは今週、アジア人女性が箸を使ってピザ、パスタを『箸で食べる』という動画を作成し公開していた。
Italian fashion brand Dolce & Gabbana accused of insulting China, blames hackers
動画に加え、ファッション情報を扱うDiet PRADAがインスタグラムにステファノ・ガッパーナ氏(ドルガバ創設者)が、「インタビューを受ける時は、中国はクソだと言うことにする」「無知で汚く、臭いマフィア」などといった中国を侮辱する内容のメッセージを書いたとスクリーンショットを添えて投稿。ガッパーナ氏のメッセージは、この『箸で食べる』動画に関するユーザーの質問に対する回答とされる。
ドルガバはインスタグラムのアカウントがハッキングされたためと声明を発表しているが、騒動は拡大し、中国全土で不買運動が始まっている。
イタリアのブランド「ドルチェ&ガッバーナ」のデザイナーが中国を侮辱したとして、中国で不買運動が始まる pic.twitter.com/PTAVWZrDm3
— 中国最新情報(xChina) (@xChina4) 2018年11月22日