JTは12月13日、1965年より54年間にわたり毎年実施してきた全国たばこ喫煙者率調査について、今年7月30日に公表した2018年調査をもって終了とし、来年以降は調査を実施しないことを決定したと発表した。
『昨今では、個人情報保護の観点から、自治体によっては企業による住民基本台帳の閲覧を制限する事例が出てきていることから、将来にわたり調査の信頼性を担保し続けることは困難であると考えており、加えて、本調査へ掛かる負担等を含め、総合的に勘案した結果』(JT)
ことが終了の理由。
また喫煙者率の傾向について、
『JTは、喫煙者率が減少傾向にあるものと考えております。この要因は複合的であり一概には言えませんが、高齢化の進展、喫煙と健康に関する意識の高まり、喫煙をめぐる規制の強化や、増税・定価改定等によるものと考えております。』(JT)
との見解を示している。
最後の喫煙率調査によると、2018年は男性27.8%、女性8.7%、男女計17.9%と、いずれも過去最低。
(一般的なたばこ製品の他、加熱式たばこ、パイプ等も含む調査)
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