2015年9月の関東・東北豪雨で、鬼怒川の堤防が決壊し浸水被害を受けた茨城県常総市の地域で、被災後の1カ月間に脳卒中で入院した患者数が前年のほぼ同時期と比べ約4倍に増えていたとの調査結果を、筑波メディカルセンター病院などのチームがまとめた。
チームが調べたところ、決壊した翌日の昨年9月11日からの4週間で、脳卒中で入院した患者が11人いた。前年の9月はこの地域から3人しか出ておらず、脳卒中患者が約4倍に増えたことになる。どの脳卒中患者にも水害に伴う外傷はなかった。
「被災直後の精神的ストレスが脳卒中を引き起こす危険要因になり得ることが裏付けられた。災害に遭遇したショックのほか、後片付けなどの心労の影響も推測されるため、被災直後は特に被災者への手厚いケアが必要だ」(調査した渡辺憲幸医師)
東日本大震災直後の宮城県でも、脳卒中の救急搬送が増えたとの報告もある。
headlines.yahoo:Yahoo!ニュース(毎日新聞)

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