環境省『男性も日傘を』東京都サッカー協会『夏の公式戦禁止』
政府、スポーツ団体などが熱中症対策を続々と打ち出している。
環境省 男性も日傘を呼び掛け
環境省は5月21日、各種実証調査で、熱ストレスの観点からは男女問わず日傘を活用することが望ましいことが判明したとし、日本百貨店協会、日本洋傘振興協議会等と連携し、「日傘の活用推進」を目指す呼びかけを実施すると発表した。
今年度、人工気象室で帽子のみをかぶった場合と日射を99%以上カットする日傘を使った場合との比較を行った結果、日傘を使用すると汗の量が約17%減ることが分かったという。
+関連リンク
日傘無料貸出イベントでのWBGT測定・掲示‐気候変動適応情報プラットフォーム
東京都少年サッカー、夏の公式戦禁止
夏の熱中症に備え、東京都少年サッカー連盟が今年から7、8月の公式戦を全面的に禁止することを決めた。
昨年までは小学5、6年生の全国大会までつながる約600試合が組まれ、熱中症への注意を促した上で実施。7月中旬に小学6年生が熱中症を起こしていた。
そこで、
「注意喚起をしても事故が起きては意味がない」「試合をこなすことよりも子供の命、安全が大切だ」
(同連盟の吉実雄二委員長)
との問題意識から、熱中症対策で一律に公式戦の開催を禁じることにしたという。
-source:朝日新聞デジタル