ビートたけしが7月20日、「新・情報7DAYS ニュースキャスター」(TBS系 土曜午後10時)で、闇営業問題で吉本興業から契約解除された宮迫博之と、田村亮の会見について、
『猿回しと一緒、芸人は猿なんだ。猿に謝れって言ったらダメ。飼っている人が謝るんだよ。芸人のこういう姿を見せるのはダメ。涙を流して記者会見をした奴の芸を誰が見て笑うんだってなるから』
などと特論を述べた。
事務所の契約についても、
『若手が出てきて、いくらもらってるって言った方がいい。家族がいて食えないようにした事務所は何だ。最低保障くらいしろよ』
と述べた。
自分(たけし)の稼ぎでたけし軍団メンバーを食わせてきた芸人の重い言葉だ。

一方、吉本トップの考えは以下のもので変えるつもりはないという。

BUSINESS INSIDER JAPAN
最初はギャラ250円でもいい

BI:闇営業の背景には、芸人たちの報酬が安いことがあるのではと指摘されています。

大﨑:ギャラが安いことと、犯罪を起こすことはなんの関係もない。お金持ちは、犯罪を犯さないのかというとそんなことはない。吉本としては基本、ギャラはちゃんと払っているつもりです。

「最初のギャラが250円だった」と芸人がテレビで発言してますよね。イベントをすれば場所代、賃料のほか大道具さん、衣装さんの経費も必要。

黒字が出るときも、赤字のときもある。赤字だったとしても、プロとして吉本の舞台に立ったのだから、ギャラは払ってあげないといけない。

10組の漫才師が出て、上の3組の名前で800人がいっぱいになったとする。若い子の名前でイベントに来た客はいなくても、プロとして舞台に立ったんだから、1円でも払ってあげようという意味での250円。250円もらえてよかったなと、ぼくは思う。

「吉本のやり方を変えるつもりはありません」
その状況がきちんと理解できていなかったり、テレビで話を振られた時に笑いを取ろうとして、「250円」と言ってしまったのかもしれません。

交通費が500円かかって、250円では赤字だったとしても、800人の前で自分たちの漫才を3分できれば、たとえ1回も笑いが取れなくても今後の芸の役には立つでしょう。

芸は、人生をかけて何十年も積み重ねて完成するもの。修行時代に、先輩のおかげで舞台に立つ経験をしてもらう。ギャラの額の問題ではないと思ってます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190713-00000001-binsiderl-soci.view-000

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