作家津原泰水氏が自身の公式Twitterで著書『ヒッキーヒッキーシェイク』の文庫版の版元が幻冬舎から早川書房へと移ったプロセスについて、同氏が百田尚樹氏のベストセラー、『日本国紀』を批判していたことから、
「『日本国紀』の販売のモチベーションを下げている者の著作に(幻冬舎)営業部は協力できない」
「我が社の営業部は『日本国紀』を批判する作家の本は売らない」
と言われたと明かした件について、幻冬舎の見城徹社長が経緯を説明した。
津原さんの[日本国紀]及び著者に対する誹謗中傷は執拗に続き、担当者は沈黙を破って「これでは、私の立場がない。困ります」と電話をしたのです。ならば袂を分かとうと津原さんが言い、文庫化中止の意思は担当者に伝わったのです。やがてメールのやり取りの全文も何らかの形で明らかになるでしょう。
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) 2019年5月16日
これらのやり取りと決着は1月の初旬のことです。それを4ヶ月経った今、他社から文庫が間も無く出版されようという時に何故、突然に問題にするのか理解に苦しみます。こちらとしては文庫出版権を快く放棄し、他社から文庫化された場合のロイヤリティも放棄したにもかかわらずです。
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) 2019年5月16日