原発事故の作業員が白血病 初の労災認定
福島第一原発事故の収束作業などにあたった作業員が白血病を発症したことについて、厚生労働省は被ばくによる労災と認定し、10月20日、本人に通知しました。
認定されたのは、平成23年11月から1年半にわたって各地の原発で働き、福島第一原発の事故の収束作業にもあたった当時30代後半の男性作業員で、作業員をやめたあと、白血病を発症したため労災を申請したということです。厚労省の専門家による検討が分析してきた結果、作業員はこれまでに合わせて19.8ミリシーベルト被ばくし、特に、福島第一原発での線量が15.7ミリシーベルトと最も高く、原発での作業が原因で発症した可能性が否定できないと認定した。
原発作業員のがんの発症ではこれまでに13件の労災が認められていますが、4年前の原発事故に関連して労災が認められたのはこれが初めて。
年間5ミリ以上の被ばくをした人は2万1000人 今後、労災申請が増える可能性
福島原発事故後、11件の労災が申請されていて、このうち7件では認められませんでしたが、3件は調査が続いています。福島原発事故からこれまでに働いていた作業員は延べおよそ4万5000人で、年間5ミリシーベルト以上の被ばくをした人は2万1000人余りに上っていて、今後、労災の申請が増える可能性があるという。
via NHK
(白血病の労災の認定基準は、年間5ミリシーベルト以上被ばくし、1年を超えてから発症した場合と定められている。)
原発作業員ハッピーさんのコメント

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